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第30話 細く、長く、幸せに。

2019/12/05

一年で最もあわただしい、この季節がやってきた。
年賀状、クリスマス、お正月の準備…毎年のコトながら、年末までかけ足がつづく。
こんな時期に食べたいのが “ゴボウ”。
熱燗が恋しいこの季節、旬のゴボウで大好きな金平ゴボウをつくって、元気をだしたい。

お正月料理にもゴボウはかかせない。細くて長い形状は『長寿の象徴』。
地中にまっすぐ根を張ることから『家業の土台を堅固にする』と言われ、縁起物の食材だ。
中でも “たたきゴボウ” は、たたいて身を開くことから、『開運担ぎ』にもなるそうだ。
今年のおせち料理には是非仲間入りさせよう!

ある週末、 “玄米ちっぷす ごぼう” を主役に仕立てたいと
ディップソースをあれ、これ、とつくってみた。
…その気持ちに嘘はないが、実は赤ワインが飲みたい気分だったのだ。

ゴボウ独特の香りのもとは、皮に多く含まれる “ポリフェノール”。
そう、赤ワインにもたくさん含まれている、あの女性の味方 “ポリフェノール”。
この香りは “土の香り” や “枯れ葉の香り” などと表現される。
「ああ!同じ香りが含まれるので、ゴボウと赤ワインは相性がいいのね!」と納得。

赤ワインの栓を抜いて、ひとまず空気に触れさせて、と。
さあ、ごぼうちっぷすのための “ディップ” をつくろう。

・アボカドのディップ…アボカドをつぶし、レモンを多めにいれて、マヨネーズ、わさび少々。
・タルタルソース…ゆで卵、ピクルス、玉ねぎ、マヨネーズ、甘酢、塩コショウ少々。
・ガーリック&バジルクリームチーズ…クリームチーズに、ガーリック、バジル少々。
・甘辛ごま味噌…味噌、みりん、日本酒、砂糖、白ごま少々。
・サルサ ディップソース…トマト、玉ねぎ、ピーマン、ハラペーニョ入りの市販のディップ。

グラスに赤ワインを注いだら…ここから幸せな時間。
Let’s enjoy ごぼうちっぷす party!

アボカド、タルタル、クリームチーズの相性は今ひとつだった。
ディップソースがゴボウを包み込んでしまい、あの独特の香りを感じない。

甘辛ごま味噌は、予想的中!これはおいしい!
金平ゴボウ、すきやき…、甘めの醤油味と合わないはずがない。
とろみが欲しかったので醤油の替わりに田楽味噌にしてみたが、和の調合ばっちり。
ただし、塩味が濃いので少なめに。

そして、最後はサルサ ディップソース。かなりいい!
後味がミネストローネのようで、おいしかった。辛味も合う。
きっと、トマト・玉ねぎとの相性が良いのだろう。
なんとも皮肉である。手づくりソースではなく、市販のディップソースが1番合うとは〜…。

“おかきのためのディップづくり” は、なかなか楽しい。
その日の気分に合わせて、飲み物を選び、おかきを選び、ディップをつくる。
“ザ・おかきパーティ”
おかきをつまんで、ワインを口に運ぶ。
ゆっくりと流れていく、この時間。
細く、長く、ずっと続いてほしい〜。幸せな時間。