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第32話 「甘じょっぱい」は、やみつきループ。

2020/08/18

長い梅雨が明けたと思ったら、いきなりやってきたサウナのような暑さ。
冷蔵庫を開けると、まず目に飛び込んでくるのはドッシーンと陣取っている緑と黒の縞模様。
「やっぱりこれよね!」と、冷えたスイカを取り出し、塩をひと振り、ガブッ。
瑞々しいスイカ果汁が喉を潤し、カラダを冷やしてくれる。

ところで、「スイカには塩をかける派?」
小さい頃、「塩をかけるとスイカが甘く感じるよ」と言われてから、ずーっと振りかけている。
これ、不思議と甘く感じる。

この秘密は、味の伝言にあった。
舌の表面にある味蕾(みらい)には味を感じる受容細胞が50~100個ある。
塩味、甘味を感じる細胞は別々に存在するらしく、甘味よりも塩味が先に脳に伝言される。

つまり、スイカに塩をふりかけると、
まずしょっぱさを感じ、後からスイカの甘さがじんわりとやってくる。
そして、対比効果で甘さがより際立って感じる…というわけだ。

今年の3月にリモデルした「花色しおん」。ひと袋に7つの味が入っているのだが、
7つ中5つが塩味や醤油味のあられ・お煎餅。7つ中2つが甘い味のおこし・そばボーロなど。
これも、スイカ同様に「しょっぱい味」×「甘い味」で互いの味を引き立てている。
甘味は塩味より持続性があるため、2つ入っているだけでも十分に甘味パワーを発揮してくれる。

ここ数年で市民権を得た “甘じょっぱい味” は “やみつきループ” と呼ばれ、
文字通り、とまらないおいしさ、だ。

しょっぱい、しょっぱい、甘い、しょっぱい、しょっぱい、甘い、しょっぱい…!
チョコのかかったポテチや塩スイーツ…手がとまらない、やめられない、あのおいしさ。
甘じょっぱい味が好きな理由は、前述の味の対比効果もあるけれど、
飽きっぽいのが1番の要因かもしれない。
同じものを食べつづけると、飽きてしまう。それは、そうか!

毎晩、感動の瞬間を提供してくれる大好きなビールですら…
一口目こそ「ぷはぁー」と幸せな気持ちにしてくれるものの、
二口、三口、…と進むうちに徐徐に感動は薄れていき、
いよいよ底をつくころには「次、何飲もうかな?」と浮気心がでてくる始末。
どうしても味も気分も変えたくなるのが、人間のおもしろいところだ。

だから、やみつきループをしかけて、ひと袋を堪能してほしい。
7つ食べ終わったとき、「もうひと袋いっちゃおうかな」という誘惑が、あなたに訪れるかも…!