menu

Blog

第16話 カラッ サクッの、かき揚げをどうぞ。

2018/07/05

以前、実演催事で“お好み焼おかき”を販売したことがあった。
そのきっかけ…はチャレンジ・大試作会!
工場のおかき職人たちを集め、
「自由な発想で好きなおかきを作っていいよー!」「いいものできたら、商品化しよう!」

そういえばあの時、“きんぴらゴボウおかき”がエントリーされた。
ごぼうの風味に甘辛い醤油、ピリッと効いた一味唐辛子、これがかなりおいしかった。
その何年かあとだ…、かりんとう業界で新参者のきんぴらゴボウ味が大ヒットしたのは。
ああ、私はなんて先見の明がなかったのか。
あの時、もう少し真剣にきんぴらゴボウに向き合っていれば。今頃は…なんて。

話をお好み焼おかきに戻そう!
そのチャレンジ・大試作会の時に、工場の味つけのプロフェッショナルが提案したのが
“お好み焼おかき”だった。
桜えび、紅生姜、かつお節を餅につきこんでおかきを作る。
味つけにはお好み焼ソース+αと青のりを振りかけた。
さすが、味つけのプロ!これは、なかなかのおいしさだった。

あの味が忘れられず、
「他にも何か、おかきのヒントになる料理はないかな?」と考えていた。
そして浮かんだのが“かき揚げ”だった。

「揚げ物をする家庭が減ってきている」と、ごま油の業者さんが嘆いていたのを思い出した。
揚げ物は後片付けが大変だから…
家庭ではカラッと揚げるのが難しいから…
そうだ!“かき揚げおかき”を作って、カラッとしたかき揚げを手軽に楽しんでもらおう!

かき揚げというのであれば、素材ゴロゴロ、大判のまるい形を再現したかった。
幾度か試してみたが、残念ながら商品化は難しかった。

ならば、せめて味わいだけでも!と、試作を繰り返した。
旨味たっぷりの桜えびの香ばしさ、
淡路島の玉ねぎの甘み、
米油ででカラッと揚げた餅のいい香り、
サクッサクッの食感、
素材を活かすシンプルな塩味。

味は妥協できない。

そして生まれたのが、かき揚げのような味わいのその名も“かき揚げおかき”だ。
さっぱりとした喉ごしの、ハイボールがぐびぐび進むんだなあ。